コボット本体と組み合わせて引抜強度がさらにアップする「コボット・ストロンガー」

コボット本来の接合補強効果を一層強化する専用補強プレート

コボット本体と組合わせることで、本来備わっているホゾ抜け防止性能を2倍以上に強化する補強プレート「ストロンガー」。

土台側は、コボット本体をM12アンカーボルトとコーチスクリュー4本で固定。柱側は「ストロンガー」とコボット本体を重ねてコーチスクリューで固定します。

4カ所のコーナーすべてを同様の処理をすれば、ホールダウン金物を使用したのと同等以上の引抜強度が得られます。

コボット本来の接合補強効果を一層強化する専用補強プレート「コボット・ストロンガー」

《梱包内容》

コボット・ストロンガー:1個/パイプ座金:1個
専用コーチスクリュー:11本(予備1本)

※壁1面分の設置には、この梱包セットが4セット必要です。

(参考資料)コボット・ストロンガー製品資料はこちら

「コボット・ストロンガー」梱包内容

岐阜県立森林文化アカデミーにおける引抜および壁倍率試験

「コボット・ストロンガー」取付方法

《取付方法》

土台側:
①基礎に位置を測ってM12アンカーボルトを埋設しておきます。
②土台を貫通させたM12アンカーボルトにパイプ座金を通し、ナットで固定します。
③M12アンカーボルトに干渉しないように注意して、専用コーチスクリュー4本でコボット本体を土台に締めつけます。

柱側:
コボット本体の内側に「コボット・ストロンガー」を挿入、専用コーチスクリューでコボット本体と共に締めつけます。

梁側:
上部にも同様の手順でストロンガーを設置します。M12アンカーボルトの代わりに、梁に貫通ボルトを通します。

《必要部材》

  • コボット・ステンブレースシステム:1面分
  • コボット・ストロンガー:4個
  • パイプ座金:4個
  • (土台側)M12アンカーボルト・ナット:ユーザー様手配
  • (柱 側)専用コーチスクリュー:60本
  • (梁 側)貫通ボルト:ユーザー様手配
        専用コーチスクリュー:8本
《試験データ》引抜荷重試験

※上記は、柱頭・柱脚にホールダウン金物は用いず、軸組内面各4ヶ所にコボットとコボット・ストロンガーで構成した場合の数値です。
(引抜荷重もコボットが同時に負担します)

よくあるご質問

Q コボット・ストロンガーとは?

A

コボット・ストロンガーはコボット接合補強の強度UPアタッチメントです。
公的機関(岐阜県立森林文化アカデミー)で接合部強度試験を実施済です。
壁倍率3.5までの壁なら、1、2階とも出隅の柱以外の位置の接合部に対応できます。
HD金物なしでの面内せん断試験(壁倍率試験)も実施済です。

Q コボット・ストロンガーの施工はどうするの?

A

土台側は、あらかじめ客先にて設置しておいたM12アンカーボルト(基礎直結)にコボット本体の貫通ボルト用穴を合わせて設置し、コボット専用コーチスクリュー4本を貫通ボルトに干渉しないように注意して留め付けます。(基礎に配置するアンカーボルトの位置がずれないように十分注意してください。)
次に、M12ナットが、コボット専用コーチスクリューの頭をかわすためにパイプ座金をアンカーボルトに通して、M12ナットで固定します。

柱側は、コボット本体の内側にストロンガーを挿入して、コボット本体とともにコボット専用コーチスクリューで留め付けます。(コーチスクリュー 10 + 5本)

Q コボット・ストロンガーは接合部金物の認定を取っているのか?

A

取っていません。

ただし、接合金物の認定は(財)日本住宅・木材技術センターが認定している「承認(Z金物)」「同等認定」「性能認定」のことをいうが、平成12年告示台1460号に書かれている「同等以上の接合方法としたもの」とあるのは、認定品に限るものではありません。
試験データ等で、同等以上の性能が確認されていれば使ってよいということです。
コボット・ストロンガーは公的機関(岐阜県立森林文化アカデミー)にて接合部強度試験を実施し、「18.9kN」(N値: 3.58)の短期基準接合部耐力を有することを確認しています。

他社においても、最近は(財)日本住宅・木材技術センターの認定を取得せずに、別の公的試験機関の性能試験データによる短期基準耐力を使用しているものが増えてきています。
(タナカ、カネシン、カナイ等は、ハウスプラス住宅保証や、建材試験センターの試験データを使っています。)

Q コボット・ストロンガーを使えば、HD金物なしで、筋かい+接合部兼用金物として使用できるのか?

A

機能上は十分使用可能です。

ただし、コボット・ステンブレースと同様、別機能同士の複合機能としての部材には、認定制度自体がないため、建築主事の判断事項となります。

ただし、HD金物をいっさい使わず、コボット・ストロンガーとステンブレースのみで壁倍率試験を実施し、壁倍率3.41倍の結果を得ています。(壁サイズ: 1820mm)

Q コボット・ストロンガーの板厚は?

A

コボット本体と同じ、板厚2.0mm の SUS304鋼板でできています。
コボット本体の内側に入れたときには、若干浮いた状態になりますが、コーチスクリューで締め込むと。
軽く変形して、柱に密着するように取り付けられます

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