Q認定書取得外のコボットの倍率は、46条壁量計算に含むことは可能でしょうか。 可能な場合、根拠資料を送付いただけますでしょうか。
A
認定以外の壁巾(910~1820mmの間)におきましては、確認審査機関のご判断によることになりますが、2.7倍として扱うことで安全側になると推察いたします。
■ 大臣認定
壁巾: 910mm=2.7倍
壁巾:1820mm=3.3倍
※上記の壁倍率は施工誤差を考慮した低減係数α=0.9を試験結果に乗じた値です。
■ 自主確認試験:岐阜県立森林文化アカデミーで実施。
壁巾:1365mm=4.0倍
低減係数α=0.9を乗じると、3.6倍。
★筋かい耐力壁に関しまして、日本建築学会刊行「木質系耐力壁形式構造に関するQ&A」におきまして、その力学的性質が記されております。
コボットはブレースの圧縮ではなく引張で水平力に抵抗しますが、前記書籍の内容に沿った傾向となっておりますので、1820mm未満の壁巾で大臣認定取得以外の構面サイズの場合は2.7倍として扱えば、不利側となり安全側に働くものと推察いたします。
下記より参考資料をダウンロード頂けます。
コボット1365壁倍率試験報告書